実は奥が深い…「プリエ」 Ballet Studio Garden
皆様、こんにちは♪
Ballet Studio Garden 芸術顧問の氷室でございます。
今日もクラシックバレエ楽しんでますか?
今回は「プリエ」についてお話ししましょう。
「プリエ」とは、フランス語で「曲がる」という意味があります。
足首と膝と股関節を柔らかく屈伸させて、軽やかに上下に動かす基本的な動作です。
バレエのレッスンで欠かせない要素の一つで、脚力やバランス感覚を養うためにも重要です。
プリエの基本はまずまっすぐな立ち姿勢からスタートし、つま先と膝の方向を揃えます。
膝を柔らかく外側に曲げる意識をしながら、ゆっくりとかがみます。
そして、また膝を伸ばしながら元の立ち姿勢に戻ります。
この動作を何度か繰り返すことで、股関節の可動域を広げることができます。
プリエは、バレエの中でも基本的な動作ですが、実は奥深い技術が必要です。
腕や胴体、足の使い方によって、全身の筋肉をバランス良く使うことが大切です。
また、プリエは回転や飛び跳ねる動作の基礎ともなるため、正確なフォームを身につけることが必要です。
プリエはバレエを始めたばかりの方からプロのダンサーまで、誰にでも必要な動作です。
毎回レッスンで繰り返すことで、身体のコントロールや美しい脚線を養うことができます。
私が現役時代、特にレッスン時に意識していたポイントがあります。
それは…「呼吸とプリエ」を常に連動させて、足裏全体で心地よく床を感じることです。
このポイントを意識すると踊りの安定感がグッと高まります。
ヨーロッパの劇場などは斜舞台といって、お客様から舞台が観やすいようにダンサーが
立っている床は前側に傾いていることが多く、踊ってて身体がグラグラしやすいんです。
舞台袖に置いてあるペットボトルが横に倒れた時は、コロコロコロっと転がっていく位に斜めです。
なので、時差ボケが続いてる時の海外ツアー公演なんかは、もう大変でした…笑
でも「呼吸とプリエ」を意識するだけで、安定感を取り戻せた経験がありました。
ぜひ参考にしてみてください。
プリエを練習して自分自身が本来持つエレガントを磨き上げましょう!
それでは、今回はここまでとさせていただきます。次回もお楽しみに!